【PICK UP!】“世代を超えて愛されるブランド” 「ロイヤルアッシャー」ブランド特集
創業から168年。世代を超えて多くの人に愛されるブランド“ロイヤル・アッシャー”。世界各国の王室をも虜にする、名門ダイヤモンドジュエラーが今なお愛される理由を紹介します。
ROYAL ASSCHER
1854年、世界有数のダイヤモンド産地であったオランダ・アムステルダムにて、現ロイヤル・アッシャー社の前身である「I.Jアッシャーカンパニー」が設立。創業者であるジョセフ・アイザック・アッシャーは、ダイヤモンドが光り輝く前の原石をカットして磨き、その美しさを最大限に引き出すダイヤモンド研磨士としてすでに名の知れた人物でした。自身が持つダイヤモンドへの情熱と技術は息子へ、そして孫へ…脈々と受け継がれ、創業から168年経った今なお、多くの賞賛を集めています。
そんなロイヤルアッシャーが手掛けるダイヤモンドは、純白のウェディングドレスに象徴されるブライダルシーンに相応しい“白く、高貴な輝き”。気品あふれる輝きは、ダイヤモンドが本来持つ白い輝きを最大限に引き出すカット方法から生み出されます。
その輝きの美しさと、そんなダイヤモンドに負けない位の輝かしい栄光の歴史により、今では世界三大カッターズブランドの一つに数えられます。
➤カッターズブランドとは
自社でダイヤモンドの原石の選別、カット、研磨までを行うブランドのこと。一般的なブランドだと、すでに研磨されたキラキラと輝くダイヤモンドの中からより綺麗なものを仕入れるのに対し、カッターズブランドは、ダイヤモンドが光り輝く前の原石の段階で選別を行い、自分たちが求める最高の輝きを生み出すためにカット・研磨を行います。
オランダ・アムステルダムの景色。市内にはたくさんの運河が流れ、気候も良い街。夏場は日が長く、夜の22時まで日が照らすことも。
カリナンへの情熱
ロイヤル・アッシャーの歴史を語るうえで外せないのが、世界最大のダイヤモンド原石「カリナン」への挑戦。
1905年。南アフリカで発見された「カリナン(3,106ct/男性の握り拳1個分の大きさ)」は当時の英国国王エドワードⅦ世に献上されました。
エドワードⅦ世はこのまま貴重な原石として保存するか、研磨を行いダイヤモンドを輝かせるか迷った結果、世界一のダイヤモンドカット職人と呼ばれていたジョセフ・アッシャーに相談。
アッシャー社は「光り輝いてこそダイヤモンドである」という信念のもと、カリナンのカットを託されることになるのでした。
貴重なダイヤモンドのカット。失敗すれば、それまで築き上げてきた名声が地に落ちるかもしれない…それでもダイヤモンド研磨士として、輝きへの情熱を捨てることは出来ませんでした。
当時の実際の写真
カリナンの発見からおよそ3年後の1908年2月。綿密に計画を練り、いよいよ迎えたカリナンの最初のカットはジョセフ・アッシャーによって行われました。その一刃目、なんと割れたのはダイヤモンドではなく、刃の方。その数週間後、より強靭な刃によって、無事、カリナンは大きな原石から、9個の大きなダイヤモンドと、96個の小さなダイヤモンドへ姿を変え、ロイヤルアッシャーはまさに偉業ともいえる困難な仕事を成し遂げたのでした。
その内、最も大きいダイヤモンド「カリナン1世」は英国王室の王笏(おうしゃく)に、2番目に大きな「カリナン2世」は大英帝国王冠に飾られ、今でも英国議会の開会式や、英国国王の戴冠式に用いられています。
輝きへの飽くなき探求心
ダイヤモンドカッターズブランド(輝く前の原石を選別し、自社で研磨までを行うブランドのこと)として、ロイヤル・アッシャーではこれまでに様々なダイヤモンドのカットを開発しています。これはロイヤル・アッシャー社がどの時代においても、ダイヤモンドの更なる輝きを追い求めてきたからこそ。ここではブランドの名前を冠した2つのカットをご紹介します。
ロイヤル・アッシャー・カット
1902年に開発された「アッシャー・カット」は四角いフォルムの革新的なカットとして一世を風靡。開発当初に特許を取得するも、ダイヤモンド業界の発展のために更新はせず、今でも多くのハイジュエラーたちがこぞって使用するカットです。
そこからおよそ1世紀。更なる輝きを求め続けた結果、誕生したのが「ロイヤル・アッシャー・カット」。
研究と改良を重ね生み出されたロイヤル・アッシャー・カットは、アッシャー・カットと同じ四角いフォルムながら、カット面が58面から74面に増え、より奥深く、よりキラキラと輝くダイヤモンド。
ブランドの名前を冠するにふさわしい輝きを放つロイヤル・アッシャー・カットは、特許を取得し、ロイヤル・アッシャー社のみが出来るカットとなりました。
ロイヤル・アッシャー・ブリリアントカット
2013年、エドワード・アッシャー、マイク・アッシャー親子によりはじめられた研究から生み出されたのが、この「ロイヤル・アッシャー・ブリリアントカット」。一般的な58面体のラウンド・ブリリアントカットに16の面を増やした74面体のラウンド・ブリリアント・カット。
ロイヤル・アッシャーが手掛ける、透明感のある白い輝きに、きらめきを併せ持ったカットです。2015年には特許を取得し、こちらも「ロイヤル・アッシャー・カット」同様、ロイヤル・アッシャー社のみが手掛けることが可能なカットとなります。
誇り高き“ロイヤル”の称号
永年にわたりダイヤモンド業界を牽引し続けた功績として1980年、オランダのユリアナ女王より、
【ロイヤルの称号】を授けられました。一業種に一社のみが与えられるこの称号。つまり、他のどんな名門ジュエラーであっても手にすることの出来なかった、誇り高き称号を、ロイヤル・アッシャーは手にすることとなったのです。それは名実ともにダイヤモンド業界の最高峰に立ったということ。
さらに2011年に、再びオランダのベアトリクス女王より、2度目の【ロイヤルの称号】が授与され、ロイヤル・アッシャーは「ロイヤルの称号を授けられた唯一無二のジュエラー」としてその地位を確固たるものとしました。
歴史を刻むゴールデンブック
ロイヤル・アッシャーにはその歴史を物語る「ゴールデンブック」というものが存在します。
これは168年の歴史の中で、ロイヤル・アッシャー社を訪れた世界各国の王室、皇室、首脳陣の署名が刻まれた来賓者名簿。先述したように、オランダ・アムステルダムはダイヤモンド産業が盛んな為、ダイヤモンド業界のリーディングカンパニーともいえるロイヤル・アッシャー社には多くの国賓が足を運ぶのです。
まさしく、ロイヤル・アッシャー社の歴史を物語る輝かしい記録と言えます。
“絆”を象徴するダイヤモンド
ロイヤル・アッシャー社は長く続くその歴史において、代々家族経営で、その誇りと伝統を受け継いできました。これはジュエリー業界においてきわめて稀なこと。父から息子へ、そして孫へ…創業以来変わることのない「ダイヤモンドへの情熱」と「確かな技術」、「身に着ける人への想い」が途絶えることなく受け継がれているのです。だからこそ、160年前であっても、50年前であっても、今も、そしてこれからも…ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドの輝きは世代を超え、世界中で愛されるのです。
ロイヤル・アッシャーの
婚約・結婚指輪
端正なV字ラインが美しい結婚指輪。程よい厚みと手元を綺麗に見せるフォルムは、生涯を共にする結婚指輪として安心感のある作り。流行に左右されるのではなく、上質なものを長く愛す…そんな二人に相応しい逸品です。
計算されたフォルムが美しいデザインの婚約指輪。気品あふれるロイヤル・アッシャーのダイヤモンドを更に美しく、上品に見せるウェーブラインは、日本人の優しい手元に良く映える作りです。
ロイヤル・アッシャーには、この1つの記事では語りつくすことの出来ない、細かなこだわりがまだまだ沢山あります。詳しくは是非お近くのショップにお越しいただき、スタッフからお話を聞いてみて下さいね!
【ROYAL ASSCHER 取扱店】